馬刺しの馬肉がポーランド産ってどうよ?

新聞に馬刺し(「新鮮 馬刺し」)の広告が載っていました。
((株)おすそわけ村とあり、所在地は熊本、さらに熊本を強調したイラスト。馬刺しと言えば熊本。
さらに、「≪熊本地震≫の復興支援の為、売上の一部を寄付させていただきます。≫とあったの注文することにしました。
ところが、馬肉がポーランド産という。
馬刺しの馬肉がポーランド産ってどうよ?

馬肉はポーランド製

「200セット限定 熊本地震復興支援商品」とあり、馬刺しと熊本。
当然、馬肉は熊本産と思ったのですが、ポーランド産とのこと。

「復興支援商品」とはどういうことでしょうか?
こう書いてあれば、基本、地元でとれた野菜等になると思うのですが。

さらに配達まで10日から2週間かかるとのこと。

「新鮮 馬刺し」の売りは、「注文をうけてからさばいた新鮮なものだけをお届けする」ことのようです。

馬刺しの美味しさは鮮度で決まるので、「注文をうけてからさば」けば、それだけ新鮮だと言えます。

しかし、配達まで日数がかかるのは何故。
さばくのにこんなに時間がかかるのか?
あるいは、注文を受けてから馬肉をポーランドから輸入するからなのか?熊本地震による発送遅延についてはオペレーターは特に何も言わなかったので影響はないのでしょうか?

大体、「さばく」というのはどの段階なの話なのでしょうか?
馬肉をポーランドから輸入するのなら、すでに「さば」いたものがくるはず。
であれば、ポーランドで生産しているということ?
ならば、熊本では何を?

(株)おすそわけ村はいろいろと商品を扱っているようで、馬刺しの広告の隣には長崎カステラの広告が載ってました。
こちらは「カステラの焼きたてを長崎の校長から直送」とあります。

要は九州の特産品を販売する通販会社のようです。

馬肉の産地の現状

調べると、馬肉の自給率は伸びていますが、輸入肉が減少傾向にあります。
2013年の統計では、国産と輸入肉の比率は1:2.5くらいで、輸入肉の方が多いです。

国産と言っても、年々肥育頭数が増えている熊本県は、国産肥育が主体で、アメリカやカナダから馬を生体のまま輸入して、肥育するスタイルがとられています。
従って、必ずしも国産肉=国産馬というわけではないわけですね。

熊本県が国産肥育にこだわるのは、霜降りの肉をつくるために、濃厚飼料で肥育してから市場に出荷している為です。

そこまでこだわらなければ、肥育の手間がかからない馬肉の精肉を輸入して日本で調理するということになろうかと思います。

信州では、かつて馬が飼われていましたが、近年では国産馬は少なくなり、馬肉は輸入精肉が増えています。伊那市では、カナダ、アメリカ産が中心で、オーストラリア、モンゴルからも輸入されているとのこと。

馬肉の産地表示

結局のところ、馬肉の産地表示はどうなっているのでしょうか?
これについては、馬刺し虚偽表示問題が発生しています。

熊本名物として知られる「馬刺し」ですが、「熊本産」と表示できる熊本生まれの馬は年間200頭もいません。

そこで、業界独自の自主ルールが作られました。
“生産業者12社でつくる「熊本県馬さし流通協議会」は、純粋に熊本で生まれ育った馬を「熊本産馬刺し」、県外から来て熊本県で4カ月以上肥育した馬は「熊本馬さし」と表示分けしたうえで「原産地カナダ」「肥育地熊本県」などと記す自主ルールを作った。”(2008年10月31日記事)

産地偽造の問題は一度、盛んにニュースになりました。
しかし、その後、ほとんど聞きません。
改善されたのでしょうか?

馬肉に関しては、「熊本産」と表示できる以外は、カナダからの輸入馬と北海道のばんえい競馬から流れてきた馬を一定期間飼育後、「熊本の馬刺し」「熊本直送」等の表示で区別して販売しています。

(株)おすそわけ村の馬肉販売サイト「さばきたて馬刺し本舗」には「産地直送」とあり、ボーランドの「ポ」の字もありません。
しかも、流通経路を見ると「解体・加工」→「お客様」とあり、「輸入業者」は間にはさまっていません。
国内で飼育した馬を国内で解体・加工しているということでしょうか?
であれば「ポーランド産」とは?
「ポーランド産」というのはポーランド産の馬を輸入して育てているということでしょうか?
ただ、熊本県ではアメリカやカナダからの輸入馬が多いようで、ポーランドの文字はありません。
謎です。
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