以前から右肩をある方向へ動かすと、右手の親指と人差し指に痺れ走ることがあった。
ところが、その内、常時、右手の親指と人差し指の指先がジンジン、ビリビリと痺れるようになり、1ヶ月たっても指の痺れが治らない。
たまに、この痺れが強くなったり、腕に広がることもある。
指の痺れの原因は?考えられる病気は?
指の痺れは何科を受診すれば良い?
指の痺れの治し方は?

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指の痺れの原因は?

指の痺れ

ネットで調べてみると、手指の痺れの原因として考えられる病気は以下の通り。

◇脳卒中(脳梗塞、脳出血)
この場合は、手指の痺れというよりは、体の片側の痺れ。
脳卒中は脳の血管の詰まりが原因なので、右脳の血管が詰まれば、左半身に、左脳の血管が詰まれば、右半身に症状が出る。

突然、体の片側の痺れに加え、麻痺、ろれつが回らい、といった症状が起きた場合は、脳卒中を発症している可能性があるので救急車が呼ぶことが先決だ。

私の場合、痺れは右手の親指と人差し指、時によって右腕に限定されるので、脳卒中ではない。

◇糖尿病
糖尿病は、症状が進行すると、体内で処理されない糖が末梢神経に触ることで痺れが出る。
ただ、この場合、片手だけでなく左右の手に痺れが現れるのが特徴。

従って、これにも当てはまらない。

◇首の病気
首の骨が変形して起こる頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症が考えられる。
顔を上に向けた状態で首を右に傾けると右手、左に傾けると左手の痺れが強くなるのが特徴。

私の場合、首を左右に傾けても痺れは強くならない。
しかし、以前は、首をどちらかに傾けると痛みか痺れがでることがあった。
また、以前は左手が痛くて1ヶ月たっても治らないことがあった。
(これに関しては治療院に通っていたら、いつの間にか治っていた。)

私の指の痺れは頚椎症に関係している可能性が高い。

尚、頚椎症性神経根症は、正中神経が圧迫されて起こるが、正中神経が関わっている小指以外の指に痺れが起こるのが特徴。

頚椎症性神経根症は打撲等のケガがきっかけになったり、パソコン等により手の使い過ぎで起こり易い。

私はパソコンを日中使っているが、両手でも、指全体ではなく、痺れが親指と人差し指のみなので、頚椎症性神経根症には当たらないと考える。

◇その他疑われる病気
・腱鞘炎

指の痺れは何科を受診すれば良い?

医者

私は普段、余程の事が無い限り、病院に行かない。
というのは、大概、2週間も様子を見れば症状が収まるからだ。
しかし、1ヶ月経っても症状が治らない時は、病院に行くことにしている。

上記と見たように指の痺れが起こる原因は様々。
脳卒中なら脳神経外科、糖尿病なら内科、首の病気なら整形外科、となるだろうが、原因が不明な時点では何科で受診すれば良いのか、判断がつかない。

原因が分からない指の痺れの場合、神経内科がおすすめ。
何故なら、頭、脊髄、末梢神経の障害全てが見られる診療科は神経内科しかないからだ。

ただ、私の場合、自己判断で首が原因ではないかと判断したので近くの整形外科を受診した。

整形外科の診断は?

整形外科医の診断

近くの整形外科の先生はすこぶる穏やかの話し方をする。
こちらが症状を訴え、それに対して先生が質問をし、私が答える。

問題の焦点は、どういう時に、どの範囲に痺れがあるのかということ。

ただ、私の場合は、親指と人差し指に常時痺れがある。
たまに、その痺れが強くなったり、腕まで痺れが走ることがある。
しかし、それはすぐ収まる。

両手の甲をくっつけて、しばらくその状態を保つこともやらされたが、それによる痺れは出なかった。

先生は頚椎症性神経根症の可能性を疑ったのかもしれない。

先生としては、常時、痺れがある部位が腕にはなく親指と人差し指のみということに原因が特定できない風だった。

結局、レントゲンを取ることになった。

レントゲン検査の結果

レントゲンは4枚程、撮ったように思う。

撮っている最中に思い出したことがあった。
それは、大分前に雑誌を丸めてタオルを巻いたものを枕がわりにして首の下(頸椎)に置き寝ていた。
しかし、その内、首を動かすと腕に痛みが出るようになったので、それをやめた。
その内、首を動かしても腕に痛みが出ることは無くなった。

これも現在の指の痺れに関係しているのだろうか?

レントゲン検査の結果、頸椎の5~6番くらいのところの骨が飛び出していることが判明。
これが神経を圧迫しているようだ。

頸椎

加齢とともにこういうことはよくあるという。

以前、毎朝、起きると両手の指がこわばり、手が曲げられない状態が1ヶ月以上続いた時も同じ整形外科を受診したが、その時も、加齢で起こることがあると言われた。

加齢は自分とは無縁だと思っていたが、年齢には勝てない。
昨年、今年と指に症状が続いて出ている。

指の痺れの治し方は?

症状が「加齢」が原因によるものなら、治る可能性は低い。
せいぜい、進行を止める程度。

私の場合はどうなのか?

私の指の痺れがの原因は、頚椎症だ(恐らく)。

調べてみると、骨が飛び出しているのは、骨棘(こつきょく)といい、
骨が棘のように出っ張るなどの変化は30代頃から誰にでも少しずつ起きてくるものらしい。

整形外科の先生が”加齢”と言ったのは、このことだろう。

では、治療方法はあるのか?

考えられる治療法は以下の通り。
・鎮痛剤の内服や外用などの薬物療法
・特殊な機械を使って頸椎を引っ張るけん引
・温めたり、電気刺激などを加える理学療法

ただ、私の場合、指に痺れはあるものの、我慢できない程ではない。

整形外科の先生が処方したのは、ビタミンB12とビタミンEであった。
ビタミンB12は神経の正常化に役立ち、ビタミンEは血流を良くする。
30日分の薬を調剤薬局でもらった。

指の痺れ 薬

2種類の薬(錠剤)を1錠ずつ1日3回、毎食後に飲む。
出された薬の説明を読むと、ビタミン剤ではなく、「ビタミンB12(E)を補う薬です。」とあった。

指の痺れ 薬

◇メチコバール錠:神経に働き、末梢の神経障害による手足の痛みやしびえを改善します。

◇ユベラ錠:抹消血管の血液の流れを良くし、手足のしびれや冷感、網膜症などを改善したり、脂質の過剰な酸化を防止します。

既に2週間、飲み続けているが、指の痺れの症状は変わらない。

神経に触っている骨棘がある限り、指の痺れは治らないのではないか?

しかし、薬はまだ2週間分あるので、結論は全部飲み切ってからになる。