このところ、水素水に家族ではまっていて、色んな水素水を取り寄せている。
水素水に関して、共通に言われていることが、「水素は抜けやすい」ということ。
一番手っ取り早く水素水が飲めるのはパウチ型の水素水。
しかし、工場出荷時より、家庭で消費するまでに濃度は下がる。
そこで、出来立ての水素水が飲める水素生成器の購入を検討中。
いずれにしても、今、飲んでいる水素水の溶存水素は一体、どれくらいあるのかを知りたくて、その方法を調べてみたところ、とんでもない事実が発覚。
溶存水素濃度判定試薬、溶存水素測定器は当てにならない?

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溶存水素濃度判定試薬とは?

「溶存水素濃度判定試薬」については、水素水生成器の業者がその水素水生成器の水素濃度をアピールするのに動画でよく使っている。

「水道水」「水素水」を用意し、どちらにも「溶存水素濃度判定試薬」を1滴、入れる。
試薬は青いのでどちらの「水」も青くなるが、水素水があるときは、その青色が透明に変化する。→目視で水素の存在を確認できるので、効果的。

しかし、これだけでは水素が入っているというだけで、濃度までは分からない。

Amazonで販売されている「Miz 溶存水素濃度判定試薬」の場合、1滴目で透明になった場合、更に試薬を1滴ずつ滴下し「合計で何滴の試薬を透明に出来たのか」によって「溶存水素濃度」が確認できる、とある。
試薬1滴あたり約0.1ppmの水素と反応するので10滴でも透明なら、1ppm以上の水素が含まれていることになる。

「Miz 溶存水素濃度判定試薬」は購入したので、後日、家庭で飲んでいる水素水の濃度をチェックして、記事にアップする予定。

ただし、「溶存水素濃度判定試薬」は万能ではない
水素水に酸素が含まれていると透明にならない。
これが顕著なのは水素水生成器で作った水素水。

水素水生成器は通常、電気分解で水素と酸素に分解するので、水素水には水素と酸素が共存することになる。

結果、電気分解した水素水では透明にならない。
但し、酸素分離法を取り入れた水素水生成器では、水素水に酸素は含まれないので、透明になる。

とは言え、試薬を一滴ずつ垂らして水素濃度を計測するのは手間もかかるし、面倒。

そこで、手間暇かけないで、水槽濃度が分かる「溶存水素測定器」を探してみた。
そこで見つけたのが、株式会社トラストレックスの「ポータブル溶存水素計ENH-1000 」。

トラストレックス「ポータブル溶存水素計ENH-1000 」とは?

この測定器は、水素生成器の業者が自社の製品の水素濃度をアピールするのに使っていることが多い、製品だ。

Amazon等で販売されている。
株式会社トラストレックスのHPでは、\57,000(税別)となっているが、Amazon等では4万円前後で販売されている。
一番安いのは、Amazon
何と39,800円である。
しかも、販売元は開発元のTRUSTLEX。

ところが、この評価が割れている。
カスタマーレビューは5つ星のうち3.5.
星5つが2個、星3つが1個、星1つが1個。
[コメント]
星2つ:結局水素量ではないのです。
星1つ:2度も壊れていた
星5つ:良い商品でした
星5つ:対応が良かったです。

面白いことにTRUSTLEXは同じ商品を別の商品名でも販売している。
〔水素情報センター〕ポータブル溶存水素計 ENH-1000
そして、こちらは39,900円。
上記より100円高い。

そして、その評価は5つ星のうち3.0と上記より低くなっている。
同じく評価は分かれている。
[コメント]
星1つ:ニセ科学
星2つ:素人が扱う機械では、無いです。
星4つ:これは扱いやすい!水素水が可視化できた。
星5つ:安心して、水が飲めます。

これはどういうことであろうか?
さらに、調べていくと驚くべき事実に遭遇。

正確な水素濃度を測るには?

トラストレックス「ポータブル溶存水素計ENH-1000 」について、「この計測器は水素濃度を計測しているのではなく、ORP(酸化還元電位)の値を水素濃度として表示しています。まるっきりあてにならないわけではないですが、厳密には水素濃度を計測しているわけではありません。」という書き込みを発見。

水素濃度を正確に計るには50~100万円の測定器がいるとか。

5万円程度の測定器で正確に計れるわけはないのだ。
これは、トラストレックス自身が購入者に対する質問で回答している。

個人が溶存水素濃度を正確に計るのには相当なコストがかかるので、無理である。

結局は、メーカーの発表する水素濃度を信じるしかない。
但し、その濃度が工場出荷時か、出荷後のものかは確認する必要がある。

もっとも、HPにその水素濃度さえ、記載がない製品は当てにならないが。

後は、色々と水素水を試してみて「実感」で判断するしかないようだ。

というわけで、「ポータブル溶存水素計ENH-1000」の購入は見送りとなりました。