「55歳からのハローライフ」(村上龍著)を読みましたので感想等を披露します。

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大きな勘違い

私、大きな勘違いをしてました。
というのが、本のタイトル。

「55歳からのハローワーク」だと思って興味をひかれ、読み出したところ、「あれ?」何だか違うという違和感や失望感を抱きながら、最後まで読んだのですが、読み終えてから改めてタイトルを見たら、「ハローワーク」ではなく「ハローライフ」でした。

それなら納得です。

しかし、紛らわしい。

60前後の5人の定年後の再就職や出会いについての話なので、「ハローワーク」と関係がないこともない。

恐らく「ハローワーク」をもじって「ハローライフ」としたことには間違いないと思います。

結局、それぞれが人生の答えを見つける(人生の再出発)というところが「ハローライフ」なのでしょう。

目次

結婚相談所
空を飛ぶ夢をもう一度
キャンピングカー
ペットロス
トラベルヘルパー

感想

上記に記述したように私はタイトルを間違って読みましたのでタイトルとのズレが違和感となり、作品そのものを楽しめませんでした。

では、タイトル通りに読んだらどうだったのか?

通常、小説には裏表紙等にあらすじが書いてあるものですが、この本にはそれがありません。

「あとがき」に著者自身が作品の核を紹介していますが、タイトル通りにこれを読むと「成るほど」と理解できます。

元々は、新聞連載されたものの書籍版です。

私は村上龍さんのファンでもなく、内容もしらず、タイトルを誤解して興味を持ち、読んだのですが、Amazonのレビュー(口コミ)を見ると、大半が村上龍さんのファンのようです。

それもあり、5つ星のうち 4.3と、高評価ですね。

題材としてはとても面白いですが、文章力は今一に感じました。

本の内容

55歳からのハローライフ
◇著者:村上龍
◇内容:希望は、国ではなく、あなた自身の中で、芽吹きを待っている。
多くの人々が、将来への不安を抱えている。だが、不安から目をそむけず新たな道を探る人々がいる。婚活、再就職、家族の信頼の回復、友情と出会い、ペットへの愛、老いらくの恋…。さまざまな彩りに充ちた「再出発」の物語。最新長編小説。(Amazonより)
単行本: 333ページ
出版社: 幻冬舎 (2012/12/5)