年金がもらえる年齢が引き上げられ、シニアも働く時代になった。
しかし、長年いた会社で定年後に再雇用されてもいい待遇が期待できない場合がある。
再就職に成功するコツとは?

再就職に成功するコツ

人材が足りない企業は、経験豊富なシニアを求めている。
仮に高給の大企業から中小企業に転じても、70代まで働けば生涯の収入が増える例も。

再就職に成功するコツは、自分を売り込む「キーワード」を見つけること。

営業職の場合、「ウリにできる専門性がない」と考えがちだが、実は業界での人脈や取引先との交渉力など、中小企業が求めるスキルを豊富に持っている。

キーワードが見つかれば、必要とする会社が分かる。

退職後のブランクが長いと、「意欲が低い」とみられる恐れがある。
退職後の骨休みは長くてもひと月ほどとし、なるべく早くフル回転するのが得策。

前の会社にいるうちにできることは2つ。
1.知人や取引先との関係を大事にすること。
再就職者の2割ほどは、これまでの人脈で仕事が決まる。
退職時の挨拶で声をかけられる人もいる。

2.実務から遠ざからないこと。
小所帯の中小企業では純粋な管理職よりも、部下をまとめつつ実際の仕事もこなせる人が重宝される。

高齢者の就業目的

高齢まではたれいている理由は下記の通り。
※2011年、労働政策研究・研修機構調べ。60~64歳に聞く、複数回答。

1.生活の糧を得る為・・・70.0%
2.いきがい、社会参加のため・・・43.9%
3.健康にいいから・・・39.8%
4.時間に余裕があるから・・・25.4%
5.頼まれたから・・・11.6%

再就職のためのアドバイス

・前の会社で身に着けたスキルを分析
・退職後なるべく早く職探しを開始
・前の会社での人間関係を大切に
・明るく前向きに、たくさんの会社に応募

目的別の相談窓口

◇ハローワーク:しごと探しの定番!豊富な求人情報がそろう。
◇人材バンク:管理職向け!40歳以上の管理職・専門職の就職相談窓口。全国6ヶ所に国が設置。
◇しごと情報ネット:ネットで検索!国が運営する求人情報サイト。ハローワークや民間事業者が情報を提供。
◇シルバー人材センター:市町村単位で運営。主な仕事は、清掃や駐車場の管理など。
(朝日新聞2014/3/23記事より)