花粉飛散量や飛散時期の予測(2014年春)及び、花粉症の予防と対策についてまとめました。
花粉飛散量の予想
「花粉飛散の多い年と少ない年は交互に訪れる傾向にあり、今春(2014年)のスギやヒノキ(北海道はシラカバ)花粉の飛散数は、九州から東北地方までの多くの地域で昨年より減少する見込み。」(一般財団法人日本気象協会)
また、「九州から近畿地方のほとんどの地域と北海道は例年並みかやや多く、東海から東北地方は例年より少ない。」(同上)
花粉飛散時期予測
花粉の飛散が始まる時期(スギ花粉前線)の予測です。
~2月10日頃:九州西部
~2月15日頃:九州の残りの地域、中国・四国地方の西部、中部、関東等
~2月20日頃:中国・四国地方の残りの地域、近畿南部等
~2月25日頃:近畿残りの地域等
~3月1日頃:北陸等
~3月5日頃:北陸、信州等
~3月20日頃:東北等
外出時の対策
◇「外で花粉を吸わない」ための最も手軽な方法がマスクの着用。
不織布の使い捨てタイプは、花粉をよく吸着するうえ衛生的。
◇メガネやゴーグルも有効。
※帽子(つばのあるもの)も。
◇コートや上着は、ウールよりもポリエステルや綿素材のものを選ぶと、花粉の付着を減らすことができる。
「家の中に花粉を持ちこまない」ことも大切。
帰宅時は、入室前に衣服や髪を払うことを忘れずに。
家での対策
「家に花粉を入れない」ことに注意。
換気する際は、カーテンを閉めて窓を開ける幅を狭くすることで、花粉の侵入をかなり抑えられる。
洗濯物を取り入れる前に十分ふりさばく、布団は室内の窓際に干す。
「侵入してしまった花粉の除去」には掃除の徹底が基本。
花粉の粒子は比較的重い為、大部分が床にたまっている。
ただ、いきなり掃除機をかけると、床にたまっていた花粉が部屋に舞い上がってしまう。
まずウエットシートやぬれぞうきんで拭き取ってから、丁寧に掃除機をかける。
窓際や換気扇の周り、カーペットや畳には、特に花粉が残りやすいので気をつける。
食生活で対策
ビフィズス菌BB536を含む食べ物は、腸内環境を整え、アレルギー症状を抑制する働きがあることがわかっている。
実際に、鼻や目などの花粉症の自覚症状が緩和されたという試験結果も得られている。
副作用もなく、体に優しい方法と言える。
薬
・抗ヒスタミン薬(内服薬)、ステロイド薬(点鼻薬)が主流
・市販薬の場合も、用法・容量を守ることが大切
(朝日新聞2014/2/16記事より)