「寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい」という本が新聞の広告に載っていました。大腰筋とは?サルコペニア肥満とは?興味を引かれたので調べてみました。
内容
◇著者:久野譜也
筑波大学大学院 人間総合科学研究所教授、医学博士
◇単行本(ソフトカバー): 240ページ
◇出版社: 飛鳥新社 (2014/8/26)
◇発売日: 2014/8/26
◇内容:
10歳若返るための5つの運動
最近何もない所でつまづいてしまう・・・・・
筋肉の大黒柱「大腰筋」を鍛えて10歳若い体を手に入れる!
時間も場所も必要ない、5つの超かんたん筋トレ。
人間の直立二足歩行を成しとげた筋肉―この大腰筋こそが、健康のあらゆるカギを握っていることがわかってきたのです。怖い筋肉減少「サルコペニア肥満」を防いで一生老けない体をつくる!健康寿命を延ばす、いちばんシンプルで効果的な方法。(「BOOK」データベースより)
いくつになっても老けないカギは筋肉にあった!
4人に1人が寝たきりになる時代。筋肉が脂肪にとって代わる「サルコペニア肥満」を遠ざけ健康寿命を確実に延ばす方法を教えます。
「体が疲れにくくなる」「肌がきれいになる」「ボケを遠ざける」「太りにくい体になる」……
たった5つのシンプルな運動で、いつまでも若々しい体を手に入れてみませんか?
筋肉――こんな若がえりの妙薬は世界中どこを探したってありません。
サルコペニア肥満とは?
加齢による筋肉の減少(サルコペニア=加齢性筋肉減弱症)が原因で起こる肥満症。
筋肉の減少と共に脂肪を燃焼させる力が低下したことで、脂肪が蓄積しやすい体質となり、肥満が進行する。糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクが高まるほか、要介護や寝たきりの原因にもなる。
対策としては、筋力トレーニングとたんぱく質を多く含む食品の摂取により、筋肉量を増やすことが求められる。
サルコペニア(sarcopenia)は、進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群。
筋肉量の低下を必須項目とし、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまればサルコペニアと診断される。
大腰筋とは?
大腰筋(だいようきん)は哺乳類の胸椎~腰椎の筋肉で股関節の屈曲(わずかに外旋)、脊柱の屈曲を行う。
食肉家畜のいわゆるヒレ肉が、大腰筋に相当する部分である。
著者の久野氏は、『「大腰筋」トレーニング&ダイエット―40歳からできるきれいボディ』という本も表しています。
久野譜也氏の著書
下記が出版社からのコメントです。
本書の著者・久野先生は、1992年、陸上の高野選手との出会いから大腰筋に着目し研究を続けられてきました。96年からは茨城県・大洋村と共同で「寝たきり予防」のプロジェクトをスタートさせ、その成功談は、NHK「クローズアップ現代」で全国に発信されました。
共同プロジェクトは、つくば市以外にも広がり、現在全国8つの市町村で実践されています。申し込みは引きも切らず今後、ますます広がりが予想されています。
本書はその久野先生が、自らのチームの膨大な研究データをもとにして編み出した大腰筋トレーニングです。紹介しているトレーニングはいつでも簡単にできるものばかりですが、効き目は、科学的にキチンと実証されています。
ダイエットも研究の結果から出てきたもので「必ず成功する」という先生のお墨付きです。なぜなら、自らが実践し17キロのダイエットに成功しているからです。