便秘は女性に多いのが特徴です。「下剤を飲めばいい」と思われるかもしれません。しかし、安易に頼ると下剤がないと排便できない「下剤依存」に陥りかねません。生活習慣と食生活の見直しが必要です。
便秘とは?便秘の原因等について。

便秘とは?

便秘には明確な定義はありません。

2~3日に1回は排便があり、おなかが張るなどの自覚症状がなければ特に便秘とは言いません。

しかし、1週間から10日のあいだ1度も排便がない、下剤を飲まないと2週間も排便がないまま、というような場合は明らかな便秘です。

下記のいずかがあてはまれば便秘傾向にあると言えます。
・便がウサギのフンのように硬い(排便困難を伴う)
・硬い便がソーセージのように連なる
・排便が1週間に1、2回もしくは1回あるかないか

便秘の原因

女性に便秘が多い理由として、女性ホルモンの1つでもある黄体ホルモンの影響が考えられます。

黄体ホルモンは便の内容物の水分を吸収しやすくする作用があると考えられ、便が硬くなり排便しやすくなります。

さらに、いきむ際に必要な腹筋などの筋力が弱い、外出先でトイレを使うことを嫌がる人も多く、我慢しているうちに便意を失ってしまう、といったこもろ関係していると考えられます。

年齢を重ねると、腸の機能も衰えます。
腸の弾力性が失われ、伸びきったゴムホースのようになっています。
そうすると、腸内で便を移動させ、便意を起こさせるといった排便機能が低下します。
いきむ力の低下も重なって、高齢になると便秘を訴える人が多くなるのです。

便秘の現状

2013年の国民生活基礎調査では、便秘の症状を訴える人の割合は、女性で人口千人に対して48.7人、男性は26.0人でした。

男女とも年齢が上がるにつれて増える傾向にあり、65歳以上になると女性89.3人、男性75.6人でした。
(朝日新聞2014/11/30記事参照)
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