パソコンやスマートフォンを使って、医師らに医療相談できるサービスが広がりつつある。
医療機関を受診した方がいいか、行くならどの診療科に行けばよいかなど、助言が受けられる。
ただ、医師の診察を受けないと病気かどうかの判断は難しい。
ネットによる助言の限界を知り、安心感を得る為や、どこに行くべきかの道しるべとして利用し、悪化すれば受診すべきだ。

アスクドクターズ

アスクドクターズは医療関係者向けサイトを運営するエムスリーが2005年12月に始めたサービス。

月額324円で会員になると、パソコンやスマートフォンを使って医師に質問できる。
40%の回答は1時間以内、90%は12時間以内に届くという。

質問に答えるのは、約2千人いる登録医師。

他の人の質問と回答も閲覧でき、参考にできる。

有料会員数は非公開だが、この4年で倍増。
閲覧できる質問や答えは、計1千万件を超した。

担当者は「核家族化が進み、周囲に相談できる相手が減った。その役割を担っているようだ」と話す。

ホスピタ

ホスピタは、医師の名前や顔を確認し、無料で相談できるサイト。

相談に答える医師は7人。
病院検索機能が充実していて最寄駅や診療科、受診したい曜日を入れると、全国約16万9千件の医療機関から見つけ出すことができる。

ドクターズミー

ドクターズミーは、医師だけでなく、歯科医や獣医師、栄養士ら全7職種の350人に、自身だけでなくペットの健康上の悩みも相談できる。

昨年(2013年)8月、ウェブの宣伝広告をするサイバー・バズ社が始めた。

会員数は無料、有料を合わせて約1万5千人。(月額会費324円)
7割以上が女性で、20、30代が多いという。

回答する医師らが午前9時~午前0時まで待機している。
相談者に回答への満足度評価をしてもらう仕組み。

さらに、妊娠を希望する女性向けの「妊活」や、食事と健康などをテーマにした、医師によるコラムも充実している。

カラダメディカ

薬剤師による市販薬の相談のほか、看護師や保育士らの電話相談もある。(月額会費324円)