先日、映画「64(ロクヨン)前編」を見たのですが、面白かったので、原作本を読んでみました。
「64(ろくよん)」の原作本の感想・口コミ等をご紹介いたします。

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「64(ロクヨン)」の原作本

「64(ロクヨン)」の原作は横山秀夫さんの小説で、本が2種類出版されています。

①単行本
64(ロクヨン) : (2012/10/)647ページ[文藝春秋]
Eブックもあります。

②文庫
64(ロクヨン) 上 :(文春文庫) (2015/2/6)[文藝春秋]355ページ
64(ロクヨン) 下 (文春文庫) (2015/2/6)[文藝春秋]429ページ

単行本の後に文庫が出版される。通常の流れですね。
私が読んだのは単行本の方です。

≪内容≫
昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。究極の警察小説!

「64(ロクヨン)」の原作本の感想

「64(ロクヨン)」の原作本は主人公の広報・三上の独白で綴られています。
淡々というか、暗いトーンです。

結末には「うまい!」と思いました。
映画で象徴的な画像が挿入されているのですが、そういうことだったのかと。

横山秀夫さんの作品を読むのは初めてです。
文庫版が単行本と内容が違うのか、読み比べていないので分かりません。
ただ、そう、変わるものではないと思います。

問題は映画の上・下と文庫本の上・下はリンクしているのかということですが、これについても分かりません。
ただ、Amazonの「内容」を見る限り、ほぼ、同じかなと思います。

映画版「64(ロクヨン)」と原作本の違い

原作本では、三上の独白で綴られており、暗いトーンなのですが、映画はそうではなく、躍動感あふれています。
映画化したのは成功です。

ただ、原作本は三上の心情風景が描写されているので映画の場面で三上はこういうことを思っていたのかと納得できました。

映画版は原作を踏まえながら、映画のメリットを最大限生かしています。
これはビデオではなく、映画館で見るべき作品と言えます。

結末ですが、映画版では原作と違った結末が用意されているとか。
これは楽しみです。