本「育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法」に続き、『あなたは「髪を生やす」習慣を知らないだけ。』という本を読みました。
どちらの著者も「髪を増やす」「髪を生やす」プロですが、主張には共通したところあり、真逆の部分もあり。
まずは、「育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法」の内容をシェアします。

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本『あなたは「髪を生やす」習慣を知らないだけ。』とは?

『あなたは「髪を生やす」習慣を知らないだけ。』の著者は約5万人の髪を生やしてきた”ハゲのカリスマ”小林弘子氏。

小林弘子氏の経歴

小林弘子氏の肩書は、育毛コンシェルジュ、毛髪診断カウンセラー、毛髪診断士。

小林弘子氏は、元々、美容室や大手育毛サロンに勤務して、薄毛や脱毛に悩む方々の育毛・発毛に携わっていましたが、「お金儲け主義」に疑問を感じ、”安くても安心して通える育毛サロン”「サイエ」*をオープン。
*「サイエ」とは、フランス語で「歓喜」の言葉。「やったー!」「最高!」の意味。
育毛サロン「サイエ」の公式サイト⇒https://www.ikumou1.com/

最初はお店がガラガラの状態から、実績が口コミで広がり、予約は常に一杯になるまでに成長。
施術した人は延べ7万人に。

現在*は、NPO法人「サイエ式育毛コンシェルジュ協会」を設立し、全国の美容師や理容師対象に「育毛・発毛スクール」をスタート。
*本書の出版当時(2019年2月)

小林弘子氏の他の著書

小林弘子氏の著者は現時点*では、本書のみのようです。
*記事投稿時点

尚、DVD『[サイエ式]女性の為の育毛発毛プログラム』が発売されています。
但し、大手通販サイトでは、楽天、Yahoo!ショッピングに取扱はなく、Amazonはマーケットプレイスで中古品が販売されています。⇒育毛のカリスマが教える「サイエ式」女性のための育毛発毛プログラム [DVD]

薄毛の常識を信じてはいけない

本書には、「薄毛」&「髪トラブル」10の大誤解が公開されています。

●「薄毛」「ハゲ」は、ほぼ遺伝性
●抜け毛が多いのは、ハゲのサイン
●育毛とは髪の本数を増やすこと
●ブラッシングが頭皮の血流をよくする
●シャンプーは頭皮をマッサージするように行うべき
●毎日シャンプーすることが、頭皮の負担になる
●「髪にいいこと」は、頭皮にもいい
●海藻を食べると、髪は黒々と健康になる
●年齢とともに、髪は当然薄くなる
●秋になると髪の毛は抜けやすくなる

「薄毛」「ハゲ」は、ほぼ遺伝性⇒×

薄毛の原因は、遺伝より環境!
生活習慣やストレス、シャンプー剤など様々な影響因子が変われば、髪は生える。

抜け毛が多いのは、ハゲのサイン⇒×

抜け毛は一概に悪いものではない。
細い毛を一旦リセットし、太い毛が生える為の準備期間と考える事が出来る。

頭皮の状態が良くなった時に大量の抜け毛が出て、いっせいに生え変わることもある。

これから生えてくる毛が大事。

育毛とは髪の本数を増やすこと⇒×

育毛とは、生えてくる髪の毛を太くすること!
毛根がある限り髪の毛は生えてくる。

ブラッシングが頭皮の血流をよくする⇒×

寿命が近づいている髪の毛は毛根が不安定になり、強い刺激で抜けやすくなっているので、ブラシをかけると髪の寿命より早く抜ける。

また、強くブラッシングすると、頭皮を傷つけることも。

シャンプーは頭皮をマッサージするように行うべき⇒×

頭皮をマッサージすると、強い刺激によって頭皮の一部がかたくなったり、はれたり、赤くなったりする。

また、頭皮用マッサージでゴシゴシこすっても、毛穴の汚れがかき出されることはない。

毎日シャンプーすることが、頭皮の負担になる⇒×

頭皮は清潔が命!
髪は夜には必ず洗う。

「髪にいいこと」は、頭皮にもいい⇒×

薄毛が気になるなら、髪よりもまず頭皮を思いやる。
トリートメントの成分が頭皮に残ると、炎症やかゆみの原因になる。
又、髪の毛が乾くまでドライヤーをかけてしまうと、頭皮は乾燥のしすぎで悲鳴を上げる。

海藻を食べると、髪は黒々と健康になる⇒×

髪の栄養は、単品では摂れない。
髪の毛の材料になる栄養素が、タンパク質。
様々な食品をバランスより食べることが必要。

年齢とともに、髪は当然薄くなる⇒×

何歳であっても、髪は再生できる。

秋になると髪の毛は抜けやすくなる⇒×

秋の抜け毛は、夏バテのせい!
体が弱ると、取り込んだ栄養は体の修復に使われるので、毛髪まで回ってこない。
さらに、夏は紫外線や乾燥で頭皮がダメージを受けている。

「薄毛」&「髪トラブル」10の大誤解をご紹介しました。
では、「髪を生やす」を生やすには具体的に何をすれば良いのでしょうか?
著者は、以下の3つを改善すれば、髪の毛はきっと生えてくると断言します。

●頭皮の乾燥を防ぐこと
●頭蓋骨のゆがみを直すこと
●生活習慣を整えること

詳しく見ていきましょう。

髪を生やす方法:頭皮の乾燥を防ぐ

頭皮の乾燥を防ぐことは、薄毛対策の基本中の基本。

薄毛対策:シャンプー

第一に見直してほしいのが、シャンプー。

シャンプーはいつするのが効果的?

頭皮の清潔を保つために、シャンプーは毎日行う。
時間帯は夜がベスト。

頭皮によいシャンプーの選び方

シャンプーは「洗浄成分が何か」で選ぶ。
シャンプーは洗浄成分(界面活性剤)によって3つの種類の分けられる。

●高級アルコール系
安価で洗浄力が強い。

●石鹸系
皮脂を除去する力が強いので、洗い上がりの髪の毛はゴワゴワするし、頭皮も乾燥しがち。
▶石鹸シャンプーについて詳しくは⇒石鹸シャンプーとは?メリット(効果)・デメリット・使い方を徹底解説

●アミノ酸系
保湿力があり、頭皮にやさしい。
▶アミノ酸シャンプーについて詳しくは⇒アミノ酸シャンプーとは?メリット・デメリット・選び方・おすすめは?

頭皮によいシャンプーはアミノ酸系です。

薄毛対策:塩素除去シャワーヘッド

水道水に含まれる塩素は、髪の毛や肌のタンパク質を刺激し、酸化させる上、肌の乾燥を早めたり、髪の毛のキューティクルを傷つけたりもします。

塩素除去機能のあるシャワーヘッドに付け替えましょう。⇒塩素除去シャワーヘッド[1万円以下]のおすすめは?【育毛・アトピー効果】

頭皮は指ではなく泡で洗う

頭皮には絶対に手や指を直接触れない気持ちで、泡を使って洗うことが鉄則。基本は二度洗い。

リンスやコンディショナーはなるべく使わない

頭皮にはメリットがないものがほとんど。
着ける場合は、できるだけ毛先を中心にして、頭皮をはじめ体に付かないようにして、洗い流す。

ドライヤーは使わない

頭皮の為には自然乾燥が一番。
ドライヤーをかける場合は、毛先だけ乾かす。

尚、最近は肌に直接当てても乾燥しないと謳ったドライヤーもある。

女性用育毛剤

日常生活の改善なしには、薄毛の解消は出来ない。

育毛剤と使いたい時は、保湿成分が豊富な女性用育毛剤がおすすめ。
女性用でも、男性が使っても構わない。

保湿タイプの育毛剤は紫外線対策にも効果的。

また、育毛剤をつけることで頭皮が柔らかくなり、血行が改善される。

髪を生やす方法:頭蓋骨のゆがみを直す

薄毛や抜け毛に悩まされている人のの頭蓋骨は、歪んでいることがとても多い。
頭蓋骨が歪むということは、いびつな形で肥大化しているということ。

また、眼精疲労や脳疲労が続くと、頭部の筋肉は常に緊張を強いられることになるので、頭皮が硬くなる。

頭皮が硬くなると、頭皮の血流は低下する。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、頭皮の下の筋肉を動かすことで、血流の流れをスムーズにすることを目的にしている。

1回3秒×合計3回動かすだけ。

頭皮マッサージを続けることで、頭蓋骨も正しい位置に戻って来る。
頭蓋骨のゆがみがとれることで、体の歪みも改善したと言う人も多い。

疲れ目

同じ距離のものを長時間見続けると目の筋肉に疲労が蓄積される。
そのせいで、頭皮を支える前頭葉などの血流が悪くなり、頭皮の乾燥や薄毛を誘発する。

そこで、目の為の休憩を入れる。

●まばたきタイム
●遠近タイム

まばたきタイム

「目が乾燥している」と感じたら、一瞬だけ手を休めて、10秒ほど目を閉じる。

遠近タイム

少し遠くを見て、次に手元見る。
遠く⇒近くと繰り返して見ることで、ピント調節がスムーズになり、目の筋肉をリラックスさせる。

心を無にする

1日の内に少しでもいいので、心を無にする時間を作る。
完全に空っぽにすることが出来れば、心も身体も頭皮もゆるみ、血行の改善につながる。

表情筋を動かす

良く笑い、よくおしゃべりをし、表情筋をイキイキと動かすことで、頭皮も良く動く。

髪を生やす方法:生活習慣を整える

体内に十分な栄養が行き渡って初めて、毛髪に栄養が行き届くようになる。

日本人の頭皮には「和定食」が一番

主菜(タンパク質)といっしょに、さまざまな副菜(ビタミン、ミネラル)を摂る。
理想は、魚や大豆を中心とした和定食。

冷えは発毛を妨げる

頭皮にやさしい和定食は、出来れば朝に食べる。

朝は体温が下がっているので、体温を引き上げる事が、頭皮の血流を改善する為に必要。

朝は、体を冷やすコーヒーや生野菜は控える。

便秘は発毛を妨げる

便秘になると、腸内細菌のバランスが乱れる為に栄養が吸収されにくくなり、頭皮に回る栄養が減ってします。

ちなみに下痢も良くない。

腸内環境の為に食べて欲しいものは、食物繊維が豊富は根菜類やきのこ、海藻など。
納豆やぬか漬けなどの善玉菌にも、腸の働きを高める効果がある。

頭皮の為に控えたい食品トップ3

1.グルテン(小麦たんぱく)
2.カゼイン(乳たんぱく)
3.食品添加物の多い物

糖質を控える

血糖値が高い状態が続くと糖尿病を発症。
糖尿病は、血管を傷つけ、毛細血管に血流を流せなくなる。
髪の毛に栄養が届かなくなるだけでなく、心筋梗塞等の原因にも。

かといって、糖質ゼロを目指す必要はない。
大事なのはバランスをとって食べる事。

一方、無理なダイエットは、頭皮の栄養不足を引き起こす。

サプリ脱毛

サプリメントのせいで脱毛に拍車がかかっている人が多くいる。
サプリによって栄養素を単体で摂取すると、体は食事からの栄養摂取を怠けてしまう為。

質のいい睡眠

睡眠中に、頭皮の発毛力が復活する。
質のいい睡眠を目指す。

紫外線防止

紫外線は頭皮に悪影響を及ぼす。
一番のおすすめは、帽子をかぶること。

運動

薄毛の改善には、運動も効果的。
おすすめの運動は、ウォーキング。

タバコ・お酒は控えめに

タバコの代表的な有害物質である「ニコチン」は血管を収縮させる作用がある。
その為、頭皮の血液の流れが悪くなり、頭皮が酸欠状態になる。

また、お酒の飲みすぎも同じ。
アルコール依存症の人に薄毛はとても多いが、その理由は、過剰なアルコールが毛髪再生に必要な亜鉛を大量に消費すること。

また、肝臓にかかkる負担も、体内の栄養吸収を妨げてします。