前回は、日本酒・焼酎・料理酒などに含まれるアルコールについて調べてみた。⇒日本酒・焼酎・料理酒のアルコールを飛ばす方法・時間【徹底調査】
1日に経って、アルコール度数を下げるには水またはお湯で割ると(薄めると)良いのではないかと思いついた。
では、一般的にノンアルコールとして酒税上、分類されるアルコール度数1%(パーセント)未満にするにするには具体的にどうすれば良いのか?
調べてみた。

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アルコール度数とは?

そもそもアルコール度数とは何だろうか?
ノンアルコールはアルコール度数1%未満。
調べてみると、アルコール度数(パーセント)はお酒の上限が決まっているようだ。
*酒税の関係のようだ。

アルコール度数は%で表示される。
アルコール度数とは、その液体に含まれるアルコールの濃度(%)である。

従って、薄めるとアルコール度数(%)は下がる(=薄くなる)。

日本酒飲み比べ

お酒のアルコール度数(%)

以下は市販されているお酒のアルコール度数の一例である。
お酒のアルコール度数の上限は決まっているが、実際のアルコール度数はメーカーによって様々。

●焼酎:20%~25%
●日本酒:15~16%
●ワイン:12%
●ウイスキー:43%

焼酎のアルコール度数は?

以下の記事に面白い情報を発見。

できたての本格焼酎のアルコール度数は42~43度です。ここから水を加えていって、一般的なアルコール度数の20~25度にしていきます。

※参照:焼酎のアルコール度数と薄める割合について【JSFCA(日本安全食料料理協会)】

私が酒屋で見ると焼酎には20%と25%があるが、何と、元々42~43度(%)ある焼酎を水で薄めて20%や25%にしていたのであった。

通りで25%より20%の方が安いわけである。

焼酎を薄める割合

ここでは、焼酎を美味しく飲む為の薄める割合について触れる。
参照は上記の記事である。

焼酎が美味しく飲める水割り・お湯割りの割合は、「ロクヨン」*。
*割合の黄金比と呼ばれている。

焼酎6:水(又はお湯)4

この場合のアルコール度数(%)はいくらだろうか?

アルコール度数25%の焼酎の場合

25%×6/10(=6+4)=15%

アルコール度数25%の焼酎をロクヨンで割ると大体日本酒と同じアルコール度数(15%)になる。

アルコール度数20%の焼酎の場合

20%×6/10(=6+4)=12%

アルコール度数20%の焼酎をロクヨンで割るとワインに近いアルコール度数(12%)になる。

結局、割る水またはお湯の量をどんどん増やすと、その分、アルコール度数(%)も減っていく。
では、アルコール度数を1%未満にするにはどれくらいに薄めれば良いのだろうか?
具体的に見ていく。

アルコールを薄める割合

酒税上はノンアルコール(1%未満)とみなされる訳だが、ここでは、具体的な計算を行う為、目標のアルコール度数を0.5%と設定して計算する。
*全体の液体の量は180mlと想定

アルコール度数25%の焼酎を0.5%に薄める

何倍に薄めるか?

25%÷0.5%=50⇒50倍に薄める

焼酎の量

180ml÷50=3.6ml

アルコール度数25%の焼酎を0.5%に薄めるには、
焼酎3.6mlを176.4ml(=180ml-3.6ml)の水またはお湯で割ると良い。

アルコール度数20%の焼酎を0.5%に薄める

何倍に薄めるか?

20%÷0.5%=50⇒40倍に薄める

焼酎の量

180ml÷40=4.6ml

アルコール度数20%の焼酎を0.5%に薄めるには、
焼酎4.6mlを175.4ml(=180ml-4.6ml)の水またはお湯で割ると良い。

アルコール度数15%の日本酒を0.5%に薄める

何倍に薄めるか?

15%÷0.5%=30⇒30倍に薄める

日本酒の量

180ml÷30=6ml

アルコール度数25%の焼酎を0.5%に薄めるには、
焼酎4mlを174ml(=180ml-6ml)の水またはお湯で割ると良い。

アルコール度数12%のワインを0.5%に薄める

何倍に薄めるか?

25%÷0.5%=50⇒50倍に薄める

焼酎の量

180ml÷50=3.6ml

アルコール度数25%の焼酎を0.5%に薄めるには、
ワイン3.6mlを176.4ml(=180ml-3.6ml)の水またはお湯で割ると良い。

尚、アルコールを飛ばす場合は風味は残ると言われているが、水またはお湯で割った場合、味・風味や香りは薄くなる。