事情でアルコールを飲まない(控えている)時にアルコールを飲みたい時はノンアルコールビールなどで代用する方は多いのではないか?
では、家にある日本酒・焼酎・料理酒はアルコールを飛ばすと、ノンアルコールになるのであろうか?
日本酒・焼酎・料理酒などのアルコールを飛ばす方法を調べてみました。

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何故、酒のアルコールを飛ばすのか?

私の場合

私は、以前は、毎日、酒を浴びる程飲んでいた。
しかし、健康管理の為、酒をしばらく止めている。
以前は、酒を飲まない時はノンアルコール飲料も全く飲まなかったが、今年(2021年)の夏はノンアルコールビールを結構飲んだ。

しかし、9月に入り随分と涼しくなってきたので、ノンアルコールの日本酒や焼酎を飲みたくなった。
ノンアルコールの日本酒や焼酎は販売されている。
ノンアルコール日本酒

しかし、家には以前、購入した日本酒や焼酎がある。
そこで、日本酒や焼酎などのアルコールを飛ばしてノンアルコールに出来ないかという考え至った。

焼酎

「酒のアルコールを飛ばす方法」で検索してみたら、「料理酒のアルコールを飛ばす方法」を調べている人が多かった。

料理酒のアルコールを飛ばす理由

まず、料理酒は日本料理に欠かせない調味料である。
料理酒には日本酒以外にも塩などの調味料が入っており、料理の味が整いやすい。

では、何故、料理酒のアルコールを飛ばしたいのか?
理由は2つあると思う。

アルコール臭を取り除く
家族等がアルコールを飲まない(あるいは飲めない)

アルコール臭を取り除く

料理酒には、アルコール臭がある
アルコールを飛ばすことで、アルコール臭を取り除き、素材の味を活かす事が出来る。

家族等がアルコールを飲まない(あるいは飲めない)

病気でアルコールを控えている、妊婦、子供など。
そういった時に、”アルコールを飛ばす”という発想に至る。

料理酒のアルコールを飛ばす方法

まず、料理をあまりしない人間にとって疑問なのが、料理酒って何?日本酒と何が違うの?ということ。

日本酒と料理酒の違いは?

料理酒は、大雑把に言えば、日本酒+塩。
塩分が入る分、お酒の分類ではなく、酒の販売免許がなくても販売できる。

ちなみに、みりんもざっくり言えば、日本酒+糖分(甘味)。
さらに、「みりん風調味料」というものはあるが、これには日本酒が入っていない。

料理酒のアルコールを飛ばす方法

まず、アルコールを飛ばした場合、気になるのは「風味がどうなる?と」いう点。

アルコールを飛ばすと風味はどうなる?

アルコールを飛ばしても風味は残るので心配ない。

料理酒のアルコールの沸点は?

料理酒のアルコールを飛ばす方法は、一択である。
それは加熱だ。
但し、単に熱を加えるだけではダメで、沸騰させる必要がある。

水の沸点は100℃、一方、料理酒のアルコールの沸点は78.5℃。
従って、アルコールを78.5℃まで熱するとアルコールが蒸発を始める。
そのまま加熱し続ければアルコールを完全に飛ばせそうに思えるが、事は単純ではない。

アルコールを加熱する時間

通常、料理酒のアルコールは78℃で沸騰し始め、アルコールの蒸発が開始する。
では、どれくらい料理酒を加熱すればアルコールは飛ぶのであろうか?
料理酒を入れる量にもよるが、元々、大量に入れるものではないので、3分程煮詰めれば十分だそうだ。
*参照:料理酒のアルコールを飛ばすために必要な時間はどのくらい?

料理酒のアルコールを飛ばすとノンアルコール?

料理酒の場合、「加熱しても食材内部に入り込んだ料理酒のアルコールは揮発しにくく、糖質、蛋白質、脂質などの「とろみ」が邪魔をして時間をかけてもアルコールを完全に飛ばすことは困難」。

*参照:前述リンク

従って、Yahoo!知恵袋などでは、「アルコールを加熱すればアルコールが飛ぶので、ノンアルコールになる」などと回答している方がいるが、やや正確さに欠けると言えるかもしれない。

料理酒の場合、そもそも料理の味を調える為のものなので、使う量が知れている。
従って、「煮る焼くなどの一般的な調理法でアルコールを飛ばした状態であれば影響は」ないそうだ。

では、料理酒ではなく、日本酒や焼酎の場合はどうなのだろうか?
アルコールを100%飛ばしてノンアルコールにすることは可能なのか?

日本酒のアルコールを飛ばす方法

「教えて!goo」1Lの日本酒のアルコールを飛ばす方法についての質問と回答が記載されている。
*参照:日本酒のアルコールを飛ばす方法【教えて!goo】

以下は抜粋です。

口の広い鍋で(フライパン)沸騰したときにフランベ

アルコール(エタノール)は、78.5度なので 沸騰させれば蒸発する。
しかし、普通に沸騰さす場合、1分でも飛ばない。
かと言って100度で沸騰さすと水分も蒸発するので注意が必要。

最初沸騰したときに火を入れ(フランベ)消えたら 沸騰しない温度(100以下80以上)に落とし5分。

浅くて広い鍋かフライパンで、2~3分

こちらも、”浅くて広い鍋かフライパン”。
但し、フランベはなし。
「2~3分も沸騰させればアルコールは飛ぶ」という。

日本酒を鍋に入れて、しばらく沸騰させる

こちらは、”鍋”としかない。
「時間的な目安は、100mlならば、沸騰してから60秒~90秒、放置すれば、アルコールを飛ばせます。」

この場合の”沸騰”が100℃なのか、アルコールの沸点である78.5度なのかは不明だ。

舐めて判断!

舐めて判断するのが一番確実。
1リットルはやった事ないけど、10分沸騰させれば飛ぶと思います。
火が弱いと多少酸味が出る

日本酒のアルコールを飛ばす方法【まとめ】

以下の方法が確実なような気がする。

①浅くて広い鍋かフライパンを使う
②日本酒を沸騰させる(100℃)
③沸騰したら火を入れる(フラッペ)
④火が消えたら、沸騰しない温度(100以下80以上)に落とし5分。

最終的には”舐めて判断”。

焼酎のアルコールを飛ばす方法

焼酎のアルコールを飛ばす方法も、日本酒のアルコールを飛ばす方法と基本は同じ。

最終的には”舐めて判断”。

注意点

日本酒や焼酎のアルコールを飛ばして、最終的に”舐めて判断”したとしても、ノンアルコール(アルコールゼロ)の保証はない。

従って、上記の方法で、日本酒や焼酎のアルコールを飛ばしたにせよ、車の運転は控えるのが無難だ。