『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』という本を読みましたので感想・口コミ等を披露します。
『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』とは?
『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』というタイトルに引かれて読んだのですが、本文にこの言葉は出てきません。
それではまずいと著者が思ったのか、「おわりに」(あとがき)にこのフレーズが出てきます。
著者曰く、
「自分がやりたいことをやる」
これに尽きます。繰り返し述べてきましたが、どんな目標設定をするかという段階で、ある程度達成できるかどうかというのは決まります。
まさに「机に向かう前」に結果は決まっているわけです。
何とも釈然としない説明です。
入試や資格試験合格の為の受験勉強でよりごのみが出来るのでしょうか?
高校入試や大学入試等で学生が「心からやりたいと思」って受験勉強に望めるかは甚だ疑問です。
著者はコーチングをしているそうなので、どうやれば「心からやりたいと思える」のかを具体的に提示すべきだと思いますが、それはなくいささか精神論を述べているようにしか思えません。
目次
第1章 なぜ、あなたは勉強で結果を出すことができないのか?
第2章 努力が水の泡にならない「結果の出る」勉強法
第3章 結果を出すための「やる気」を高める技術
第4章 結果を出すための「集中力」を高める技術
第5章 結果を出すための「継続力」を高める技術
感想
タイトルに引かれて読んだものの、内容は伴っていません。
著者の経歴は大学受験時に編み出した勉強ノウハウで現在、「受験コーチングプログラム」を仕事にされているようですが、受験時にどういう勉強の仕方をしたのかは全く触れられていません。
勉強で結果を出すには「質」と「量」と著者は言うのですが、具体的な事例がないので何のアドバイスにもなりません。
多少、参考になったのは「集中力」を高める技術です。
Amazonの口コミレビューでは酷評されていますね。
私は著者のことは全く知らなかったのですが、著者のことや著者が販売するプログラムについて詳しい方がコメントを書き込んでいます。
私の読後感とコメントを照らしてみると私の感じたことは間違っていなかったと納得できました。
本の内容
◇著者:池田 潤
◇内容:勉強しても、結果が出ないのはなぜだろう?授業を一切することなく東大・京大・早稲田・慶應などの一流大学へ合格者を輩出してきた著者が初めて明かす、「勉強以前」の勉強法。英語の勉強、昇進試験、受験勉強、資格試験など、あらゆる勉強で結果が出る!(「BOOK」データベースより)
◇単行本(ソフトカバー): 190ページ
◇出版社: サンマーク出版 (2013/8/20)