「汚れた腸が病気をつくる」という本を読んだので感想等をご紹介します。サブタイトルは「腸をクリーンにする究極的方法」とあり、さらに、カバーの折り返しには「疲れ易い、風邪を引き易い、体力がない、肥満、便秘、眠れない、食欲がない、顔色が悪い、病気がち・・・、こんな人におすすめします。-悩み解消の本-」とあります。
さて、どんな方法なのでしょうか?
便秘が万病の元
本には「便秘が万病の元」とは書いていないのですが、私は著者の主張をそう受け取りました。
さまざな病気と腸(=便秘)と関連していることは間違いないようです。
ただし、便秘を解決する方法として「便秘薬(下剤)」を著者は否定していますが、私も全くそのとおりだと思います。
最初に「浣腸」で便秘が解消し病気が改善としたとい話が出てくるので、「浣腸」の話かと思ったら、そうではありませんでした。
著者にとって「浣腸」はあくまでも急を要するときの対処療法であり、普段の食生活が大事だと説きます。
私は、疲れ易いのですが、これも便秘が関係しているようです。
2~3日、便通がない時がありますので、腸内環境が悪化しているのでしょう。
腸内革命プログラム
「第6章」は「腸内革命プログラム」です。
●腸内浄化ステップⅠ:11日間排泄促進法
健康な人なら殆どの人が実行できますが、体力のない人、虚弱な人は、医者の監督が必要です。
内容は食事療法です。
果汁・水・果物・野菜・「元気が出るスープ」等を食事代わりに取ります。
●腸内浄化ステップⅡ:週一断食
「11日間排泄促進法」をマスターして人で、さらにこの効果を上げようと思われる人は、腸内ステップⅡに挑戦して下さい。
究極の浄化プログラム
「第7章」のタイトルは「組織浄化法」なのですが、本文には「究極の浄化プログラム」という言葉が出てきます。
「究極の浄化プログラム」とは何なのか?
「組織浄化法」=「究極の浄化プログラム」なのでしょうが、説明がありません。
いずれにしても自己流でやるのは危険でしょう。
しかしながら、このプログラムを受けられる病院が紹介されていません。
これは著者がアメリカ在住のアメリカ人であることが大きいでしょう。
腸を浄化する方法
私的には、軽い便秘症を解消し、疲れにくい体になりたいと考えています。
「11日間排泄促進法」や「断食」ができる環境ではないので、他にできることを本の中からピックアップしてみます。
著者の主張は『成人病(生活習慣病)をはじめどんな病気の治療法の中でも、腸の浄化は基本です。』にあります。
腸を浄化する有効な方法は、下記の方法です。(P158)
1.たまっている便(宿便)を腸から除去する。
2.毒素を生み出す食物を遠ざけ、排泄と浄化を促す食物を食べること。
3.断食
4.腸の洗浄
5.今までの悪い食習慣からきっぱり足を洗うこと。
6、食事の量を減らしましょう。
食生活で著者がオススメなのは、「好酸乳酸菌」と「食物繊維」です。
逆に駄目なのが、肉・チーズ・コーヒー・チョコレート等です。
その他、『1日のスタートにふさわしい方法は、毎朝、朝食前に大さじ2杯のリンゴ酢をグラス一杯のお湯に入れて飲むこと。脂肪を減らす働きもあるので、体重を落としたい人にはおすすめできます。』(P216)
これはできそうです。
汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法