歯を長く使うにはメンテナンスが必要です。
歯磨きは歯周病や虫歯予防の基本です。
しかし、歯ブラシや歯間清掃用具を正しく使うことが必要です。
歯ブラシの交換時期は?
歯ブラシの毛の硬さは「ふつう」「やわかめ」「かため」がありますが、何を選べばよいのでしょうか?
歯ブラシの交換時期などについて解説致します。
歯ブラシの交換時期
新しい歯ブラシと毛先の開いた歯ブラシの違い
新しい歯ブラシと毛先の開いた歯ブラシとでは、汚れ落ちに差があります。
ライオン歯科衛生研究所が1985年に発表した調査結果では、新しい歯ブラシのプラトーク(歯垢)除去率を100%とした場合、毛先が少し開いた状態だと約81%、裏から見て怪我はみ出すほど毛先が開いている場合は約63%でした。
毛先が開くと歯にきちんと当たらなくなる為、プラークが落ちにくくなります。
また、1か月ほど使用すると、毛先が大きく開いていなくても毛に弾力がなくなり、プラークを落とす力が弱まります。
1か月に1回を目安に交換しましょう。
歯ブラシの毛の硬さは何が良い?
●ふうつ
歯ブラシの毛の硬さは、「ふつう」が効率よくプラークを除去できます。
●やわらかめ
歯ぐきが弱まっている場合は「やわらかめ」を。
ただ、プラークの除去力がやや低下するので、より丁寧に磨いてください。
●かため
「かため」だとプラークはよく除去できますが、歯ぐきを傷つけないように、磨くときに力を入れ過ぎないよう注意が必要です。
デンタルフロス・歯間ブラシ
デンタルフロス・歯間ブラシが必要な理由
新しい歯ブラシだけでは、丁寧に磨いても歯と歯の間の汚れを完全にとることはできません。
デンタルフロスや歯間ブラシをあわせて使うと、歯と歯の間の汚れをよりよく落とすことができます。
デンタルフロスとは?
デンタルフロスは、歯の隙間が狭い部分向けです。
必要量を切り取って使う糸巻タイプや、初心者に使いやすいホルダー付きタイプがあります。
歯間ブラシとは?
歯間ブラシは、ナイロンの毛などを金属ワイヤで巻き付けたもの。
歯と歯の間の隙間が広い部分に向いています。
どちらも歯の間に通すだけでなく、歯のカーブに添わせるように動かすとよいでしょう。
歯医者体験者
歯ブラシ<歯間ブラシということですが、実は歯間ブラシでも十分でもありません。
私は現在、歯医者で治療中ですが、歯ブラシでは不十分ということで、歯医者で進められた歯間ブラシを使っています。
しかし、歯間ブラシでも取れきれないカスがあります。
歯医者さんは歯と歯の間の隙間を埋めるような処置をするということなのですが、これ以外に改善策はなさそうです。
(朝日新聞2015/2/8記事等参照)