eo光の「1ギガコース」の契約にもかかわらず、宅内配線の問題で100Mの通信速度しか出ていなかった件で、eo光のサポートセンターに連絡をしても話にならなかったので、市の消費生活センターに相談したところ、差額分を返金してもらうことになった。
消費生活センターの担当者が私にも書面を送付するよう、eo光に依頼してくれたところ、書面が届いた。
eo光からの返金の文面
消費生活センターの問合せに対して、eo光から「返金」の回答が来たのが、2月13日。
書面は2月19日付けでの発送である。
内容は下記の通り。
この度は『eo光ネットサービス』の通信速度に関する、弊社サポートダイヤルの対応におきまして、大変ご不快な思いをさせてしまいましたことをお詫び申し上げます。
○○様(私の名前、以下同様)には、”1ギガコース”でご契約いただいておりますが、”100M “での接続となっていないことから、弊社よりお知らせていただいたものです。
訪問にて確認の結果、LANケーブルが”1ギガ”に対応していなかったことが原因でございました。
そのため、○○様より、2012年10月開通以降の『eo光ネットサービス』月額料金について、「1ギガコース」と「100Mコース」の料金差額の返金をご要望いただくことになりましたが、サポートダイヤルでは、料金面での対応(減額)は出来ないとのご案内を行っておりました。
サポートダイヤルでは、今回の原因箇所が、ONU(回線終端措置)とBBR(ブロードバンドルータ)を接続するLANケーブルであり、お客様設備とあることから、前述のご案内を行ったものですが、”原因箇所は開通時に弊社が接続を行う箇所である事””○○様は開通以降、配線を変更されていないとご申告いただいていること”に加えまして、さらに調査を行った結果、開通当初より”100M”で接続されている記録が確認できました。
したがいまして、今回の原因箇所であります、1ギガ未対応のLANケーブルは、弊社が接続した可能性が非常に高いと判断いたしましたため、開通から改善に至るまでの「1ギガコース」と「100Mコース」の差額金額(300円)を下記のとおりご返金させていただきます。
弊社が本判断に至るまで、お時間がかかりまいたことを深くお詫び申し上げます。
また、本事象につきましては、サポートダイヤルに周知いたしまして、確認・調査を行い判断を行うよう改善してまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。(以下 略)
eo光(ケイ・オプティコム)の問題点
文面を見る限り、eo光(ケイ・オプティコム)が自主的に調査し、返金に応じたような書き方だが、実際は消費生活センターが中にはいってくれたことが大きい、というか決め手になっている。
文面では、「サポートセンターの対応」に全ての責任を押し付けているが、私が初回、返金の件を言うと、即座に「返金はできない」とオペレーターを言った。
これは、会社からこういう対応するよう指示されているからだ。
別のオペレーターは、「上の者に相談して後ほど連絡する」と言って、後で連絡はあったが結果は同じであった。要は、見せ掛けのポーズ。
そもそも、開通の時点で通信速度を測っていれば、この問題は生じなかった。
宅内の工事をしておきながら、「宅内はお客の問題」と片付ける神経が理解できない。
さらに、開通から1年以上もたって、通信速度が100Mしかないことが判明したこと。
これは、昨年(2013年)4月頃に1ギガコースのキャンペーンを行い、契約者が急増したことが原因という。
恐らく、1ギガコースに変更したにも関わらず、通信速度が遅い、変わらないといった苦情が寄せられたたため、無視できなくなり、調査したのであろう。
しかし、eo光(ケイ・オプティコム)側は、苦情のせいではないと言い、あくまで自主的(誠意)なものだと言い張る。
消費生活センターの担当者に対して「遠隔操作で通信速度の確認は以前はできなかった」と伝えたようだが、eo光(ケイ・オプティコム)からの上記の文面には、「さらに調査を行った結果、開通当初より”100M”で接続されている記録が確認できました。」とあるので、矛盾する。
eo光はCMをガンガン流しているので、よさげに見えるが、企業としてはお粗末きわまりない。