お坊さんに仏壇の魂抜きと魂入れをやってもらい、お布施を渡した。
仏壇の魂抜き・魂入れのお布施の相場はいくらなのか?
そもそも、お布施とは?
仏壇の魂抜き・魂入れのお布施の相場
お布施と言うと、葬儀を思い浮かべる事が多いと思うが、それ以外にもお布施を包む機会がある。
その一つが仏壇の魂抜きと魂入れ。
実家の母親が引っ越す事になり、仏壇に移動に関し調べた所、仏壇の魂抜きと魂入れが必要ということを知った。
地元の仏壇屋に行く機会があり、お布施の相場を尋ねた所、1~3万円とのこと。
また、転居先のお寺にずばり、「お布施はいかほどでしょうか?」と尋ねると「お気持ちで結構です。」と、金額の明言は避けられた。
通常、何かのサービスを提供してもらった場合、その対価は「料金」だ。
しかし、仏事の場合、「お布施」という。
そもそも、お布施とは何なのか?
お布施とは何なのか?
気持ちで包むものとしては、「結婚祝い」等の祝い事。
あるいは、葬儀の時の香典。
「お布施(布施)とは、僧侶へ読経や戒名を頂いた謝礼として金品を渡すこと」
「お布施は気持ちでお渡しするものであり決まった金額というのはありません。各お寺様ごとに考え方もありますので、よく分からないという場合は、直接お伺いすることがよい」
(引用サイト:葬儀と葬儀後の疑問解決サイト「エンディングパーク」/https://en-park.net/words/1372)
ここでは、「謝礼」とある。
しかし、「気持ち」と言われても、ある程度の相場が分からないと、いくら包めばよいのか、全く見当が付かない。
地元の仏壇屋がアドバイスしてくれた「1~3万円」と相場が分かると、1万円にするか、2万円にするか、3万円にするか、あとは気持ちで決めることができる。
しかし、”お布施は「謝礼」ではない”と主張する考え方あった。
お釈迦様の説くお布施とは?
『「布施」とは、施しをすることで、現代の言葉で言えば「親切」のこと』(引用サイト:布施とは何か|仏教の教え/http://bukkyouwakaru.com/rokudomangyou/fuse1.html)
これによると、『布施は、施すものによって、大きく「財施」と「法施」の2つに分けられます。「財施」とは、財を施す、つまりお金や物を人にあげること』
要するに、お布施をすることで、功徳を積むということのようだ。
しかし、これは何か対価を求めての行為ではないはず。
ただ、この考え方は新興宗教が、信者から財産を巻き上げる口実に使われたりする。
結局のところ、現代では、お布施とは、お坊さんに何か行ってもらった時の「謝礼」と考えるのがスッキリする。
ただ、料金が明確ではないので、相場を参考に、後は「気持ち」ということになる。
我が家の場合、母親が魂抜きをお願いしたお寺のお坊さんに電話で「3万円包む」と言ってしまったので、3万円をお布施として包んだ。
何故、そんなことを言ったのか不明。
しかし、それは気持ちなので、自分が納得していればそれでよい。
だが、母親は自分でそう言っておきながら、「出費が大きい」と、嘆いていた。
魂入れに関しては、転居先のお寺のお坊さんにお願いしたが、「気持ち」と言われたこともあり、私が「1万円」と思ったので、母親に伝えたところ、1万円を包んだ。
それにしても、釈迦が説くのは”煩悩を捨てる”ことであると思うのだが(よくは知らない)、お布施をいくらにするかで悩むとは、何とも矛盾した話ではある。