12月に入り、大学3年生の就職活動が本格化している。
就職活動(就活)を進めるには、どんな心構えが必要だろうか?
[就活の心得5ヵ条]
第1条 ESはしっかり準備
企業の採用担当者に「会ってみたい」と思わせるようなシートを書こう。
≪補足≫
ES:エントリーシート
今、ほとんどの企業が、自己PRや志望動機を書くES提出を求めており、社会への入り口になる重要書類になっている。
事前に自己分析をしっかりしておけば書きやすい。準備をしているかどうかで、差が大きく出る。
第2条 キャリアセンター活用
大学の就職担当部部は貴重な情報の宝庫。
先輩たちの体験談などもそろう。
≪補足≫
大学の就職担当部門の積極的な利用も、就活の鍵。
企業からの求人や卒業生の就職先など、様々な情報を持ち、相談にも応じてくれる。
活用しない手はない。
第3条 社員と会って話そう。
OB・OG訪問や店舗訪問など、あらゆる方法で「生の声」を聞くチャレンジを。
≪補足≫
立命館大はOB・OG訪問を重視する。
今年、訪問方法やマナーをまとめたガイドブックを初めて作った。
学生が社会人に会う機会を増やす狙い。
「ネット情報だけでなく、実際の働き方を生で聞かないと、仕事の本質は分らない」と担当者は話す。
年間約200人の学生を教える「就職指導塾」の塾長はOB訪問のコツを次のように話す。
「大学の先輩がいなければ高校の先輩を探すなど、自分で工夫しよう。会社のいいところだけでなく、本音を話せる人を見つければ強い。」
第4条 思い込みを捨て幅広く
「誰もが知る大企業」以外にも、いい会社は数多くある。
中小にも目を向けよう。
≪補足≫
「大企業しか受けない」「この業界以外は行かない」という姿勢は失敗の元。
例えば、企業間取引を主体とする会社の中には、学生にはなじみが薄いが優良な企業が多くある。
「中小企業に入ると広範囲の業務を任せるし、自分の仕事の反応がすぐ分る。説明会などで社長の話を聞き、合えば考えてもよいのでは」(アドバンテッジリスクマネジメント取締役)
第5条 身近な家族を頼ろう
親や親戚に仕事観を聞いてみる。
長い職業経験を通じて持っている人脈も頼れる。
≪補足≫
社会人として一番話を聞きやすい親や兄弟から、「働き手」としてのアドバイスをもらおう。
友達を紹介してもらって多くの企業を訪問し、内定につなげた学生もいる。
(朝日新聞2013/12/16記事より)
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