就職が決まらないまま大学や短大を卒業した若者への「集中支援」にハローワークが取り組んでいる。

ハローワークの実績

過去3年では、卒業生のうち毎年約2万人が4~6月にハローワークを経由で就職した。

1月から始めた集中支援では、10万2千人の相談を2月末までに受け付け、このうち2万2千人の就職先が見つかったという。

ハローワークの取り組み

求人情報の探し方や模擬面接など、卒業生に対して専門指導員が「1日も早い就職」を後押しする。

1月から未内定者向けに始めた取り組みを延長する。
全国に約60ヵ所ある「新卒応援ハローワーク」を中心に、全国約2300人の専門指導員「ジョブサポーター」が1対1で就職相談に応じる。

希望に沿った求人を探す手伝いをするほか、模擬面接や、志望動機書の書き方指導のセミナーなども開く。

地域の中小・中堅企業を集めた就職面接会も企画し、企業との出合いの場もつくる。

大学生の就職

厚生労働省によると、今年3月末に卒業する大学生で就職を希望するのは42万8千人。

就職先が内定したのは2月1日時点で35万円5千人ほどと見込まれるという。
「3月以降に求人を出す企業もある。就職先が決まらなくてもあきらめず、まずは、ハローワークに足を運んでほしい」(若年者雇用対策室)という。

地域ごとの支援内容は、HPでも紹介している。
https://job.gakusei.go.jp/
(朝日新聞2014/3/記事より)

コメント

ハローワークというと、失業保険の給付と職業訓練のあっせんというイメージだが、「就職が決まらないまま大学や短大を卒業した若者や未内定者へ」の就職支援に取り組んでいるという。

ハローワークは基本的に雇用保険の被保険者又は被保険者であった人に対して給付や就職指導等をするところであるが、新しい取り組みである。

実績は上がっているようだが、問題はその後。
主な業種の大卒後3年以内の離職率は高い。
この問題が解決できない限り、失業率の低下はまぬがれない。
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